カラクリ、700億パラメーターLLM「KARAKURI LM」を一般公開
~国産モデルの中で最高性能を獲得~
カスタマーサポートDXを推進するカラクリ株式会社(東京都中央区:代表取締役CEO 小田志門、以下カラクリ)は、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下、AWSジャパン)の「AWS LLM 開発支援プログラム」を活用して開発した700億パラメーターの大規模言語モデル(以下、LLM)「KARAKURI LM」を2024年1月29日に一般公開いたしました。本モデルは2024年1月26日に、LLMのベンチマークテスト「Japanese MT-Bench」で性能評価を実施し、国産LLMモデルとして最高性能(※)の評価が採点されております。
※ 「Japanese MT-Bench」はStability AI社が提供しているベンチマークテストです。2024年1月26日に性能評価した結果、国産モデルとして最高点の評価を得ました。ベンチマークテストとは、定められた基準を元にその性能を測定する方法で、「Japanese MT-Bench」はGPT-4を評価者としたものです。1~3位はOpenAI社開発、4~6位はアメリカのAnthropic社、7位・8位フランスのMistralAI社開発、9位はGoogle社開発、10位はイギリスのStability AI海外ベンチャー開発のLLMモデルです。
■公開URL
ベースモデル
https://huggingface.co/karakuri-ai/karakuri-lm-70b-v0.1
チャットモデル
https://huggingface.co/karakuri-ai/karakuri-lm-70b-chat-v0.1
モデルの詳細については前回のプレスリリース「カラクリの700億パラメーターLLM、国産モデルの中で最高性能を獲得」をご参照ください。本モデルは前回の発表したLLMを公開可能な形に修正し、改めて性能評価を実施しております。
また、近日中にテックブログにも技術の詳細記事を投稿する予定です。
KARAKURI techblog:https://medium.com/karakuri
▶ 会社概要
カラクリは「カスタマーサポートをエンパワーメントする」をブランドパーパスに掲げ、大規模言語モデル(LLM)のカスタマーサポートへの実用化を目指した事業を展開しています。2018 年より transformer を用いた言語モデルBERT を、2022 年からは GPT を含めた大規模言語モデルの研究を実施。主力ビジネスである高精度 AI チャットボット「KARAKURI chatbot」は、高島屋、SBI 証券、セブン-イレブン・ジャパン、SmartHR など各業界のトップランナーに選ばれつづけています。2018 年の ICC サミット「スタートアップ・カタパルト」に入賞、2020 年に「Google for Startups Accelerator」に採択、2023 年に「AWS LLM 開発支援プログラム」に採択されました。
住所 | 〒104-0045 東京都中央区築地2-7-3 Camel 築地 II |
設立 | 2016年10月3日 |
代表者 | 代表取締役CEO 小田 志門 |
事業内容 | カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズの開発・提供・運営など |
URL | https://about.karakuri.ai/ |
▶ 本件に関するお問い合わせ先
カラクリ株式会社: 広報 堀之内
E-mail: pr@karakuri.ai